Dear mom Vol.8
「幼児教育のすすめ」
学力は5歳までの親の接し方で決まる・・・by林 修先生
合格できる子とそうでない子の差は何か?一つ言えるのは、「優秀な子の親には共通したものがある」ということ。それは、親の多くが本好きだ、ということです。家庭で楽しそうに本を読んでいる姿を見て育ってきた子は、高い確率で本好きになり、それが東大合格につながるのです。
・・・(中略)・・・極端な言い方にきこえるかもしれませんが、わが子を東大に入れるかは「5歳までの親の接し方」によるところが大きいということです。
僕個人のことを振り返ってみても、学習能力を高めるうえで一番大きかったのは、3歳から5歳にかけての時期だったといえます。この時期に、文章を読むことがごく自然にできる環境を与えられていたことが大きかったのです。・・・(中略)・・・おかげで読書が楽しくなり、習性となりました。僕の日本語能力の基礎は、この小学校入学前の時期につくられ、脳のスペックが間違いなく大きくなっていったと思います。
同一に扱うのは僭越ですが、ノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士も似たようなことをおっしゃっています。
博士は4,5歳ぐらいから祖父に漢籍の素読を習っています。正座させられ厳しく。後年「私はこのころに漢籍を素読したことが決して無駄とは思わない。意味もわからず素読を繰り返すうちに漢字に慣れ、その後の読書を容易にしてくれた。・・・(後略)・・・
緊張と弛緩があるゆたかな関係が大事
僕がいいと思うのは、テレビアニメの「ちびまる子ちゃん」の家庭。まる子ちゃんは、お母さんには厳しく叱られ、お姉ちゃんとは結構厳しいライバル関係だけど、友蔵じいちゃんとはクダラナイことばかり言い合っている。この冗談が言い合える人間関係ってけっこう大切なのです。家庭や生活環境の中に、緊張と弛緩がほどよいバランスで存在することになり、それが人格形成にも貢献していくからです。 プレジデントFamily 小学生からの知育大百科 2015年版より抜粋
今やメディアでも引っ張りだこのの林先生。「東大に入れる方法」のお題のなかで、大切なのは、
「5歳までの親の接し方」と書いています。やはり教育者はよくわかってらっしゃると思いました。実際、塾に通うようになってから、記憶力をよくしようとしても、難しいのです。なぜなら、能力開発は、10歳まででほぼ100%脳の発達が終了してしまうからです。そして、小学校からの勉強は、能力開発ではなくほとんどが、知識のつめこみになるため、入れるための器(林先生はスペックと呼んでいる)を拡げることのできる最適な期間=幼児期なのです。実際、教室の生徒さんで、お兄ちゃんが中学受験で苦労して、よくできる同級生たちは、みな幼児教育を受けていたということがわかり、下の子は苦労しないようにと、教室に来られた方もおられます。
親の接し方=賢くなる環境をいかに幼児期に整えるか。。ということです。以前、やはり、カリスマ中学塾の先生が講演会で言っていました。幼児教育を受けて育ったお子様と小学校に入ってから勉強を始めたお子様と何が一番違うか?幼児教育を受けた子は「勉強が好き!!」と言ってくれるそうです。だから、スタートラインが違うんです。と話されていました。
やっぱり、幼児教育は素晴らしいですね。これからも、皆様の子育てを、楽しく応援する情報を発信していきます。お楽しみに♪
七田式 池袋・大塚・田端 代表 市原 美歌