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Dear mom Vol.41 『 話すことは記憶を反復すること 』

 

Dear mom Vol.41

話すことは記憶を反復すること    

 子どもは、親に話を聞いてもらうのが大好きです。幼稚園や学校で覚えたこと、友だちと話したこと、通園、通学の途中で見たことなど、実に様々なことを話してくれます。

 ここで重要なのは、必ずしも子どもたちは、自分の話について親からの的確な返事をきたいしているわけではないことです。自分が見たことや聞いたことを親に話しているときの子どもたちは、実は、記憶の反復をしているのです。

 今日は何を勉強して、どういうことがあったと説明するのは、起きた出来事を頭の中で整理して、復習している証拠です。記憶を反復するこの行為は、脳を成長させていることに他なりません。

 何も学んでいない子どもはこうした反復作業ができません。ですから子どもが自分のことを話し始めたら、親はとことん付き合ってあげてください。

 子どもにきれいなものを見せたり、感動できる機会を与えるのも、記憶力を育むためにはとても有効です。こうしたことを親と一緒に同時体験できると、子どもは確実にそれを覚え、後になって思い出しの反復練習をしてくれます。

 

 幸せを実感できる子どもの育て方*

 親の多くが、賢い子どもを育てたいという願望とは別に、生きる喜びを実感したり、幸福感を常に抱く子どもに育ってほしいと考えているはずです。そんな子どもにしたければ、幸せな記憶をたくさん作ってあげることです。・・(中略)・・

 頭のいい子にする前に、生きている喜びを実感できる子どもに育てましょう。毎日が楽しければ、勉学に励む姿勢も次第に身につきます。

 子どもが黙々と何かに没頭しているようであれば、邪魔をせずに見守るようにしてください。親の目には、つまらないものに映っても、子どもにとっては脇目もふらずに集中できるほど楽しいものだったりします。そんなときは、横から口を挟むべきではありません。

 ここで大切なことは、没頭できる物事を見つけられたという事実です

 これはとても幸運なことです。何かに没頭する感覚が芽生えれば、次にピアノに楽しさを見出すかもしれませんし、漢字の学習に興味を示すかもしれません。

 物事に根気を持って取り組めるのは、根底に楽しいという感情があるからです。

親との思い出が子どもの一生を決める 才能の育て方 加藤俊則著 より抜粋

 

加藤先生は、世界初の脳内科医・小児専門医で、脳番地の研究で著名な先生です。なんと、脳のMRI画像の解析で、脳の発達状況がわかり、当人の得手不得手などを解析、また脳トレの指導もできるという画期的な手法を開発。先日、加藤先生の講演会を聞く機会に恵まれたのですが、

面白いですね~。MRI画像を見ると、使っている脳の部分には、ちょうど、木の枝の様に、太い幹ができているんですが、使っていない部分はただ白いだけ..。いわゆる『頭まっ白』状態です。

本当にまっ白で、昔の人はMRI見てないのによくわかったな(笑)。などと思って見ていました。

では、どうすればいいのでしょうか。それは、先生のばあちゃん曰く、「頭は使えば使うほどよくなる」という事でした。                   

七田式 市原グループ

池袋教室・大塚教室・田端教室・鎌倉教室・大船教室

代表 市原 美歌



Dear mom Vol.40『 見る力 』

Dear mom Vol.40

「見る力」

 スマホ、PC、ゲーム、ipad、You Tubu,更には、TVの大型化などなど、子どもたちの環境は、座してする遊びばかりが増えています。そんな中で育つ子どもに、どういうことを気をつけてあげればいいのでしょうか?

 先日、ビジョントレーニングについての講義を聞く機会がありました。先生は、現代の子どもの将来について、順調な発達を育める環境だろうか、という点は心配だと話していました。

 例えば、公園の遊具の減少や外遊びの減少で、全体的に子どもの経験する機会が減ってきてしまっている。本来なら、自分で経験して自分で身につけていく必要があることを経験できずに過ぎてしまう…。と、三半規管がうまく働かなかったり、自分の身体の地図がうまく出来上がらなかったり…と、結果、スキップのできない子になってしまったりする訳です。

 私たちは通常「見る力」=視力と思っていますが、実は見る力とは、「視覚」の能力なのです。内藤先生は、私たちは「脳で見、眼で考えて」いる、と言っている様に、視覚機能と脳力は密接な相関関係にあるんです。

 実際、学習障害と判断された子どもが、実際には視覚機能の問題で、トレーニングによって改善されたケースも少なからずあるそうです。

 視覚(ビジョン)に問題がある場合、パズルなど図形的なものの把握力が弱い、読解力が乏しい、習ったばかりの文字や言葉を忘れる、口頭の指示を理解できないなどの問題がみられたりということもあります。

 心配な方は、視覚機能の検査のご紹介もできます。が、子どもの場合は5才半以降でないと検査が難しいそうです。

 えー!じゃあ、それまで何をしたらいいの?という声が聞こえてきましたね。

一言でいえば、た~くさん「あ・そ・ぶ」こと!です。

ジャングルジム、ブランコ、すべりだい、など公園の遊具で遊ぶ。木登り、縄跳び、ケンケンパー、お手玉、おはじき、ビー玉遊び、ボールなげなど。

とくに、3才になるまでの間に、粗大運動をしっかりやりましょう。

木登りは手を掴む感覚を鍛え、縄跳びは跳ぶタイミング、お手玉は両手の使いこなしなど、沢山の感覚を刺激し、遊びから身体が学んでくれます。

 また、トレーニングとしては、眼の運動の他、カニ歩き、クマ歩き、匍匐前進、パズル、記憶などありますが、詳しくは内藤貴雄(オプトメトリスト)先生の本を参考にしてください。内藤先生は以前、TV世界一受けたい授業にも出演、スポーツ選手の指導など定評があります。

 ものを正確に見る力は本来発育の中でじょじょに身につけていくべき「技術」です。ちょうど自転車に乗れるようになるために、転ばずにペダルを動かす知識を修得していくことに似ています。生まれつき持っている能力ではないのです。視力がよいからといって、その子どもが優れた「見る力」をすでに備えていると考えてしまうのは、大人の勝手な妄想に過ぎません。

 子どもの知能の発育の中で、ビジョンの発達は非常に重要です。ビジョンに歪みが生じていれば、子どもの知能の発達にまで大きな影響をおよぼすことさえあるのです。    頭が良くなる目の体操 内藤貴雄著より抜粋

楽しく学んで、賢く育つ・・楽しみながら脳を育てていきましょう。 

七田式池袋・大塚・田端・鎌倉代表 市原 美歌



Dear mom vol.39『イイカゲン』は「よい加減」

Dear mom Vol.39

 「イイカゲン」は「よい加減」

 七田先生いわく「子どもは片目をつぶって育てなさい」と。あまりしっかりウオッチし過ぎない位がちょうどいいんです。過ぎたるは猶及ばざるが如し、という言葉もありますね。

子育てに一生懸命になりすぎると、細かい事が、気になりつい口うるさくなりがちです。足りない位がちょどいい、「イイカゲン」をおすすめします!

 先月の教室レターで「よいドーパミンサイクルを作る」を書きました。なんでドーパミンなんでしょうか?もちろん、やる気や意欲に欠かせないのがドーパミンですが、それだけでなく実はドーパミンは快感神経とも呼ばれるA10神経にとっても大事なものなんです!

 では、A10神経とはなんでしょうか?

「脳の健康や鍛錬を考えるとき、A10神経の活動はとりわけ注目されてよい。なぜなら人間の創造力は、このA10神経の過剰活動とともに生まれてくるからだ。(中略)どのような頭脳鍛練法よりも、このA10神経を活性化することの効果は大きいと思う。」 (脳がここまでわかってきた―分子生理学による「心の解剖」大木幸介・光文社より)

「A10神経は、脳幹の中脳に端を発します。ここから原始的な「意欲」をつくる視床下部に入り、次に大脳のなかでも古い起源をもつ「情」を生み出す動物の脳である大脳辺縁系に神経を伸ばします。そこからA10神経は「知」の脳である大脳新皮質の内窩皮質という、人間にとって最高の快楽を感じさせる部位に入っていきます。さらにA10神経は記憶、学習に関わる海馬に側枝を伸ばし、生きる意欲に関係しているといわれる大脳辺縁系の側坐核にも神経を伸ばします。そして最後にA10神経は、人間の創造力を担当する前頭連合野に分布するのです。」「そしてA10神経は、(中略)広く分布しているので、快感の度合いにも階層を生じ、食欲、性欲を満足する動物的快感段階から、人間創造性を発揮できる至高の悟りともいえる快感段階までを生じることができるのであろうとされています。このA10神経の神経伝達物質がドーパミンなのです。」 (気の人間学 矢山利彦・ビジネス社より)

 先日、生徒さんのお父様から相談をうけました。宿題をやったことに対してご褒美をあげるということに自分は抵抗があるのだが、先生はどう思うか。というご質問でした。

 私たちの脳は、「快感」を求めて動きます。とくに子どもは素直ですから、嫌なことはやりたくない(実際は私たち大人もですが(笑))、やりたくないものをさせるには、どうするかと言うと、もうおわかりですね。宿題=ご褒美=快感というドーパミンサイクルを作ることです。で、そのうち学ぶ楽しさがわかってくると、ご褒美がいらなくなるのです。

 このA10神経を鍛えていくと、快感を感じる能力も高まり、結果的に脳が鍛えられ、賢く健康になっていきます。そのためにお勧めなのが「イイカゲン」。矢山先生の言葉を借りると、「イイカゲン」は「よい加減」を知ること、つまり快適感覚を探ることです。「ドウラク」は道を楽しむこと、つまり、あまり苦行をしなくても楽しみながら道を歩いていると、進歩していけるシステムが脳には本来備わっていること、そして「ゴクドウ」とは「道を極める」こと、脳でいえばA10神経を最高に高めていくとでもいえましょう。(矢山利彦)

楽しく学んで、賢く育つ・・楽しみながら脳を育てていきましょう。 

七田式池袋・大塚・田端・鎌倉代表 市原 美歌



Dear mom vol.38『 本当にかしこい脳の育て方 』

Dear mom Vol.38

 0歳からの才能開発 七田式 池袋教室・大塚教室・田端教室・鎌倉教室 代表 市原美歌のブログです♪

 

 『本当にかしこい脳の育て方』

今年の夏はみなさま、たくさん遊べましたか?子どもは遊びの中から学ぶことがたくさ~んあります。ご両親も子どもと一緒にたくさん遊んでくださいね。

 さて、表題の本は、あの茂木健一郎(脳科学者)さんの書かれたものです。大人向けの脳科学の本が多い中、これは!と思い手に取ると、

人間の脳は3歳までに80%が完成する(序文)とあるではないですか。七田の教室にお通いのみなさまには、いまさら何を、という事でしょうが、世の中にはまだまだ知られていないことなのでしょう。

 本文には、0~5歳までが脳を活かす土台をつくるとても大切な時期で、その土台つくりにとってもっとも重要なことは「0~5歳までの間に、できるだけドーパミンをだせるようになる!」ことだそうです。

 そうなんです!いつもお話ししていますが、幼少期に一番身につけさせてあげたいものは、「意欲と集中力」この2つです。それには別名やる気ホルモンのドーパミンは欠かせません。

では、そのドーパミンサイクルをつくるのに有効な方法いくつかを本文からご紹介します。

 

No9「できた!」という成功体験をたくさんさせよう! ・・たくさんほめてあげてください。なぜなら、「できた!」という達成感と「よくできたね!」「えらいね!」とたくさんほめられる喜びによって、脳のなかでドーパミンが二重に分泌され、脳の神経経路が強化されていくからです。実際に、世のなかの成功者や天才と呼ばれている人は、仕事でも勉強でもじんせいにおいても成功体験を積み重ねるのがうまい人です。

No10子どもをほめるときは「条件つきほめ」+「無条件ほめ」が有効!・・こどもをほめるという行為には2種類あります。「具体的にほめる」、つまり一定の条件によってほめるものと存在自体を受け止めてほめてあげる=「無条件にほめる」というものです。なんでもないときに「かわいいね、好きだよ」と抱きしめて頭をなでてあげる。など。・・「条件付きほめ」も大事だけど「無条件ほめ」も大事なのです。この両方がないと子どもの脳は成長を遂げません。

No26超おすすめ!図鑑は0歳からの必須アイテム・・子どもの興味の対象こそがドーパミンを出す脳回路を育てていき、ひいては子どもの可能性をみつける「宝探し」につながっていくからです。・・日本の幼児教育において世界的に有利な点があるとすれば、「図鑑大国」だということが挙げられます。・・こどもの「思考力」を鍛えるトレーニングに、決められた時間やタイミングなどはありません。いつでも手に取れるようにしてあげましょう。

(*Noは本文記載の番号)    本当にかしこい脳の育て方より抜粋

 

愛情かけて手をかけて言葉をかけてほめてそだてる(しちだの4つのて)

七田式池袋・大塚・田端・鎌倉教室代表 市原美歌

 



Dear mom vol.37『 瞑想のすすめ 』

Dear mom Vol.37

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瞑想のすすめ

 ―10分間の瞑想は1時間寝るのと同じくらいのリラックス効果があるー

なんて、ご存知でしたか?瞑想と聞くと、私は座禅を組んでるお坊さんの姿、そう、あのコマージェリー(教室教材)にあるようなイメージが浮かんできますが、皆さんはいかがですか。

 七田先生に、瞑想をしましょう。と、言われた新人講師の頃、なぜ、瞑想がいいのかよくわかりませんでした。今は、とてもよく、わかります!そう、一言でいうなら、

 瞑想をすると ⇒⇒⇒ 頭が良くなる

という事なんです。要するに、瞑想はブレインパワーをアップするんです。また、そのほか、心が落ち着いたり、周囲に振り回されにくくなったり、疲れにくくなったり、など、いろいろな良いことがあります。

 実は、私、3年前から、本格的(?)に瞑想を習い始めました。そして、実際のところ仕事や私生活、なにより、自分自身の心と身体が楽になったなあと、実感しています。以下、その先生の本より、ご紹介いたします。

 いのちをお腹に宿し、いのちを身近に感じるお母さんたちは、ぜひ、目を閉じて深呼吸をして、自分自身の心を見つめなおしてみてください。僕がお伝えする「瞑想」とは、そうして心の深いところにあるたましいの声に耳を傾けていくことを言います。瞑想を行うとそれまで気がつかなかった新しいあなたを見つけられ、そうすると子育ての中で行き詰ってしまっても、周囲や情報に振り回されることなく、おだやかな気持ちで過ごす時間を持てるようになるのです。 (中略)

 瞑想とはまさに、そうした自分の内にある、自分でも気づけずにいた、あるいはわからなくなってしまった自分の声を聴き、嫌いな自分やいやな感情を手放して幸せに近づいていくこと。これは、自分自身をとりもどし、「自分の感覚を育てていく」作業なのです。

 いのちのやくそく 上田サトシ (池川 明)共著より

では、どんな瞑想を行ったらいいのでしょうか。上田先生の瞑想は「グランディング」という、地に足をつけ、地球とつながる瞑想です。詳しくは本文を読んでいただきたいのですが、簡単にご紹介します。およそ、5分くらいの瞑想を、毎日繰り返すのがお勧めです。

①椅子に座ります。背筋をまっすぐに、足の裏は地面にべったりとつけます。
②手は太ももの上に手のひらを上にして、右手と左手は放します。
③ゆっくり呼吸します。
④目を瞑り、尾てい骨から地球の中心に向かって金色のしっぽが伸びていくイメージをする。
⑤自分の意識を頭の中心に集中します。「いま、ここに生きている感覚」を感じます。
⑥大きな風船(オーラ)の中に入って座っているようなイメージをします。
⑦オーラの風船の中の抱えている気を見つけて、手放して地球の中に落とします。
⑧最後に地球から金色のやさしい光が上から降り注いできて、オーラの風船が金色になって自分が癒されて守られていくイメージをします。

瞑想で心と体のバランスをしっかりとって、夏を元気に過ごしましょうね。

七田式 池袋・大塚・田端・鎌倉教室代表 市原美歌



Dear mom Vol.36『 赤ちゃんは泣かせて育てましょう 』

Dear mom Vol.36

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赤ちゃんは泣かせて育てましょう

 小さいころにあまり泣かせてもらえなかった子どもは、腹式呼吸ができないために肺がちゃんと発達せず、浅い呼吸しかできなくなります。一番の問題は、肋骨が広がって前にせり出したり、上に持ち上がったりすることです。そうなると、ますます正しい呼吸が難しくなり、ぜんそくなどの病気につながっていきます。(こどもが育つからだのしつけ 玉木志保美 より抜粋)

 えっ!泣かせないことで病気になる?だって泣いていたらかわいそうだから、なるべく泣かせないで育ててあげたいのに・・。と、大半のお母様方はそう思いますよね。でも、違うんです。『赤ちゃんは泣くのが仕事』私もはじめて、これを聞いたとき、育てる人の言い訳じゃないの、と思っていました。ところが、本当はそうじゃないんです。泣くということは肺にしっかりと空気を入れて、丈夫な肺を作るために、欠かせないこと!なんですね。

以下、本文(太字部分)より 

赤ちゃんは、お母さんのお腹のなかでは肺呼吸をしていません。生まれたときに「おぎゃあ」と泣いて、生まれて初めての肺呼吸をするのです。

 空気をしっかり吸うためには、まずしっかり吐き出すことが必要です。「おぎゃあ」は、空気を吐ききった時に出る声です。

 赤ちゃんが泣くというのは、しっかりと空気を吐き出して、肺にたっぷり空気を吸い込むために必要不可欠な行為。強い肺を作り、深い呼吸ができる子に育てるためには、たっぷり泣かせてあげることが大切です。

 昔は、子どもひとりひとりに十分手をかけてあげられなかったなどといわれますが、少なくとも、丈夫なからだを形成するうえでは、「赤ちゃんを無理に泣きやませない」のは、とても理にかなっていました。

 また、もう一つ大事なことがあります。本書の名前が「からだのしつけ」とあるように、正しい姿勢を作ること。先日の、神山先生の講演会でも「姿勢の悪い子は国立小学校合格(私立も)は難しい」との話がありました。本の中にもこう書いてあります。

 けれども、何時間も勉強をしたり、読書に集中できる子は、からだのゆがみがなく、一様に姿勢のいい子ばかりです。

 逆に姿勢の悪い子は、あちこち気が散ってひとつのことに集中できません。

有名塾の先生に聞いても、学校の先生と話しても、姿勢のよさと成績のよさはほぼ比例するといいます。(中略)具体的には、姿勢をよくすると、次のような変化があります。

・集中力がつく  ・持続力がつく  ・行動が俊敏になる 

・自信が持てるようになり精神が安定する  ・内臓の働きがよくなり、健康的になる 

・精神やからだのバランス感覚が鋭くなる

正しい姿勢を身につけさせてあげるには、おおよそ13歳まで、とりわけ3歳までが重要だそうです。質の良い頭は質の良い体に宿ります。正しい知識を知ってお子様に「からだのしつけ」実践しましょうね。     

七田式 池袋・大塚・田端・鎌倉 代表 市原 美歌



Dear mom Vol.35『植物に学ぶ』

Dear mom Vol.35

 0歳からの才能開発 七田式 池袋教室・大塚教室・田端教室・鎌倉教室 代表 市原美歌のブログです♪

 植物に学ぶ

 新緑が目にまぶしい季節となりましたね。5月の陽気に誘われて、木々を見あげていると“目には青葉 山ほととぎす 初鰹”という俳句が自然と浮かんできます。アウトドアで新緑のパワーをた~くさん浴び、楽しげな音楽を聴き、美味しいものをいただきましょうね。

 わが家の小さな庭にも、花が咲き始め、と共に、そこかしこから雑草がグングン・・・。日頃、放置気味の庭の手入れをしながら、ああ、だれが教えなくても、植物は、春が来たことがわかるんだなぁ。芽を出す時期、花を咲かせる時期がわかるんだなぁ。と、改めて気づかされます。

 冬の間は種のまま、じっーとしていて、、時期がくれば、芽を出し、根を張り、花が咲き、実をつける・・。ごく当たり前の自然現象ですが、なんだか、すごくないですか?だって、たった一粒の種が、花を咲かせたり、大木にもなるんです!!

 これって、子どもが育つのとおなじこと!って思いませんか?

 たった一粒の種(精子)が、根を張り(着床)、芽をだし(出産)、グングン伸びて立派に成長していく過程はまさに子どもの育っていく過程そのものです。

 植物がすくすく育つよう、水をあげたり、雑草を取ったり、肥料をあげたり、、私たちは手をかける訳です。子育ても同じですよね。子どもがすくすく育つように、よい食事、睡眠、躾、勉強などの環境を整える。きれいな花、立派な木になるように。

 ただ、ここで、大切なことを忘れてはいけません。

 どんなに手をかけようと、どんなによい肥料を与えようと、時期というものがあるという事を。芽を出す時期、葉を茂らせる時期、花を咲かせ、実をつける時期が、それぞれの植物にあるように、子どもたち一人一人にも、成果を出す時期があるという事を。適切な時期に、手をかけ、そして、待ってあげましょう。子育ては待つ、そう『待つ事』です。

 情報社会、今後ますますスピード重視の世の中で、親として、焦る気持ちはわかりますが、たまには、親としての視点を離れて、庭師になったつもりでお子様をながめてみてはどうでしょう。お子様の将来がちょっと楽しく見えてくると思いますよ。 

 

 空海さんもこんな風に言っています。

それ禿なる樹、定んで禿なるにあらず。春に遇うときは、すなわち栄え華さく。増なれる氷、何ぞ必ずしも氷ならん。夏に入るときはすなわち泮け注ぐ。穀牙、湿いを待ち、卉菓、時に結ぶ。   秘蔵宝鑰 第二愚童持斎心より

 以下、矢山先生(矢山クリニック院長)の超訳Ⅰ

 冬枯れの樹木もいつまでも枯れていない。春になれば緑の葉が芽生えて華が咲く。厚く重なった氷も、夏になれば解けて流れ出す。穀物も湿り気があれば発芽し、果物も時が来れば実を結ぶ。このように生物、無生物、全ての存在に決まった性質はない。良い機縁にめぐり合いの時の力が加われば、思いがけない程すばらしく発展するものです。 (空海の人間学より)

~空海の能力開発法、参考になります。また、次号お楽しみに~。 

七田式 池袋・大塚・田端・鎌倉教室 代表 市原 美歌



Dear mom Vol.34『スマホになりたい』

Dear mom Vol.34

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スマホになりたい

 シンガポールのサイトに投稿された、小学校の先生をしている女性の体験談のご紹介です。

遅い夕食を終え、児童たちから集めた作文をチェックし始めた女性。夫は近くに座って、スマートフォンでお気に入りのゲームアプリを楽しんでいました。

すると、最後の1人が提出した作文に差し掛かったところで、急に女性が泣き始めたのです。

「どうしたの?」 慌てて声を掛ける夫。

「昨日、子どもたちに宿題をだしたの。“自分の願い”というお題で作文を書いてもらったの。

それで、今最後の1つを読んでいたんだけど、これを読んだら泣かずにはいられないわ。」 

と、答える女性。

 夫がその内容を聞いたところ、女性は静かに作文を読み始めました。

ぼくの願いはスマートフォンになることです。

なぜなら、ぼくのママとパパはスマートフォンがとても大好きだから。

ママとパパはスマートフォンばかりを気にして、ときどきぼくのことを忘れてしまいます。

ぼくのパパが仕事から疲れて帰ってきたとき、パパは僕ではなく、

スマートフォンと時間を過ごします。

ママとパパが大事な仕事をしていてスマートフォンが鳴り出したら、

1回鳴っただけでもすぐに電話に出ます。

ぼくが泣いているときでさえ・・・そんな風にはしてくれないのに。

ママとパパはぼくとではなく、スマートフォンでゲームをして遊びます。

スマートフォンで誰かと話しているとき、ぼくが何か伝えたいことがあっても、

ぼくの話を聞いてくれません。

だから、ぼくの願いはスマートフォンになることです。

 ハッとした夫は感情的になり、急いでこう聞き返しました。

「一体誰がこれをかいたんだい?」

「私たちの息子よ」 女性の答えは、夫が一番聞きたくないものでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 大人でも夢中になってしまうスマホ、ましてや子どもなら尚更のこと。ですがその反面、スマホの弊害があることもわかってきています。大人も子どももスマホとの付き合い方を考える必要がありそうです。

 “スマホを持っていても1時間未満の使用時間の子は成績が良い”“2時間学習してもスマホのやりすぎの子は全く学習しない子より成績が悪い”等の、実証データもあります。

 脳の発達の上では、授乳中のスマホ使用も避けたほうが良さそうです。詳しく知りたい方は、この本を読んでみてくださいね。   

七田式 池袋教室・大塚教室・田端教室・鎌倉教室 代表 市原美歌



Dear mom Vol.33 『  文章を感じる  』

Dear mom Vol.33

 0歳からの才能開発 七田式 池袋教室・大塚教室・田端教室・鎌倉教室 代表 市原美歌のブログです♪

文章を感じる

 知能テストと発達診断の時期となりました。連日のように面談をしています。そこで思うのは、やはり、子どもの能力はすばらしい!子どもはみな天才!という事です。

 先日も嬉しいお話をいただきました。年中さんの女の子が、受験塾に行ってみたところ、あまりにもよく出来るので『素晴らしい!すごいですね。今まで、何をやってこられたのですか?』と聞かれたそうです。

 そこで『うちは七田のお教室だけです。』というと、『七田がいいとは思っていましたが、ここまですばらしいとは・・、びっくりしました。』と、驚かれたそうです。

 お母様は『うちは七田のクラスでは、決してそんなに出来のいいほうではないのに、そのように言われて、反対にびっくりしました。やってて良かったです!』

 入ったばかりなのに、塾に一年以上前より通っている子たちを抜いて、ダントツの出来だそうです。当教室のクラスでも、実際よく出来るお子様なので、出来のいいほうではない、とはママの謙遜ですが、課題やプリントなど、ほどほどといった程度にこなしているので、ご自分的にはそんなに熱心ではないと思われるのでしょう。

 実は、教室の生徒さんは他の習い事の教室でほめられたり、おどろかれたり、というお話は、珍しくありません。絵画コンクールで賞をとったり、作文に選ばれたり、バイオリンコンクールで優勝したり、卒業生は、塾で一位をとったり、有名中学合格など。

 なぜ、そのようなことができるのでしょうか?

 そして、なぜ他の教室ではそれができないのでしょうか?

 それは・・・秘密です。

 と、いうのは冗談です(笑)、この短い紙面には書ききれないだけです。私が思うに、一番の違いは、早期教育に対しての認識の違いなのでしょう。

例えば幼児の数の認識は、2歳で2、3歳で3が解れば普通。だから、少ない数をしっかりと教える。それに対して、右脳教育は、無限大の能力を引き出すために、大量インプットする。どちらも一理あります。が、実際、右脳教育を受けて育った子をみるとその差は歴然としている。。と感じます。

 また、早期教育といえば、早く物事を教える。と思われていますが、本物の早期教育はそうではありません。教育とは、教えることと、育むことの2つの柱が必要なのです。育むこと、これが今の教育から忘れられがちになっているように思われます。

 そこで、早速、皆様に、やっていただきたいことが、あります。

 『絵本読み』! 文章を感じる能力、情感、イメージ力等々多くの能力が育ちます。

 な~んだ。簡単でしょ。1日10冊、できれば30冊。とにかく、なにはなくても、いつでもどこでも、絵本読みをしてあげましょう。賢い子は文章を感じる能力が高く=本をたくさん読んでいます。どうぞ、今日から、沢山、絵本を楽し~く読んであげましょう。

七田式 池袋教室・大塚教室・田端教室・鎌倉教室 代表 市原美歌



Dear mom Vol.32 『 新年あけましておめでとうございます 』

Dear mom Vol.32

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 新年あけましておめでとうございます  

お正月はゆっくり過ごせましたか? 里帰りをするとなんだかほっとしますね。それは親元に帰るからというだけでなく、故郷に帰るということは、本来の自分を取り戻すという意味もあるそうです。勿論、故郷だけでなく、自分自身を取り戻す方法はたくさんあります。たとえば、お気に入りの本を読む、好きな音楽を聴く、ゆっくりお風呂に入るなど。大掃除、年賀状などもいいですね。年末年始はリセットのチャンス!日常生活で忘れていたことを思い出させてくれます。

 というわけで、私もこの休みにスマホにある写真を見直してみました。するとそこには1冊の本の写真がありました。その名は『言志四録(げんししろく)』。キャー!すっかり忘れていました。そうだった、数年前、しちだ教育研究所で、七田先生の蔵書として飾ってあった本、忘れず頼もうと写真にとっておいたんだった!と思い出しました。

 いそいで取り寄せ、ページを開くとそこには、とてもいい言葉がありましたので、ご紹介いたします。

 

少にして学べば、即ち壮にして為すこと有り。

壮にして学べば、即ち老いて衰えず。

老いて学べば、即ち死して朽ちず。

          『言志晩録』第六○条 佐藤一斎

 

少年の時に学んでおけば、壮年になってから役に立ち、何事かを為すことができる。壮年のときに学んでおけば、老年になっても気力が衰えることはない。老年になっても学んでおけば、ますます見識も高くなり、社会に役立つこととなり、死んでからもその名は残る。

 

 佐藤一斎の『言志四録』といえば、誰もが知っている「三学戒」の名文句である。とくに平成十三年五月、小泉首相が教育関連法案を衆議院で論議している中で述べてから、いっそう有名になった。人間が学問し、精進し、さらに学問を重ねれば、一生のそれぞれの季節で花が開くことを教えてくれる。「学問の力」をこれほど端的に表した言葉はない。(本文より 抜粋)

                        

なぜ、人は学ぶのか?その問いに対して明快な答えがありました。この言葉は何度も聞いたり見たりしているのはずなのに、感動がありました。論語と同じく、名文の持つ力とでもいったらいいでしょうか。学ぶっていいな~って、改めて感じさせていただきました。

 これで子どもに「なんて勉強するの?」と聞かれたとき、この言葉がつかえますね。「少にして学べば・・・。」な~んて答えたら、とってもかっこいいですね(笑)。

                              

七田式 池袋教室・大塚教室・田端教室・鎌倉教室 代表 市原美歌








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Dear mom Vol.41 『 話すことは記憶を反復すること 』

 

Dear mom Vol.41

話すことは記憶を反復すること    

 子どもは、親に話を聞いてもらうのが大好きです。幼稚園や学校で覚えたこと、友だちと話したこと、通園、通学の途中で見たことなど、実に様々なことを話してくれます。

 ここで重要なのは、必ずしも子どもたちは、自分の話について親からの的確な返事をきたいしているわけではないことです。自分が見たことや聞いたことを親に話しているときの子どもたちは、実は、記憶の反復をしているのです。

 今日は何を勉強して、どういうことがあったと説明するのは、起きた出来事を頭の中で整理して、復習している証拠です。記憶を反復するこの行為は、脳を成長させていることに他なりません。

 何も学んでいない子どもはこうした反復作業ができません。ですから子どもが自分のことを話し始めたら、親はとことん付き合ってあげてください。

 子どもにきれいなものを見せたり、感動できる機会を与えるのも、記憶力を育むためにはとても有効です。こうしたことを親と一緒に同時体験できると、子どもは確実にそれを覚え、後になって思い出しの反復練習をしてくれます。

 

 幸せを実感できる子どもの育て方*

 親の多くが、賢い子どもを育てたいという願望とは別に、生きる喜びを実感したり、幸福感を常に抱く子どもに育ってほしいと考えているはずです。そんな子どもにしたければ、幸せな記憶をたくさん作ってあげることです。・・(中略)・・

 頭のいい子にする前に、生きている喜びを実感できる子どもに育てましょう。毎日が楽しければ、勉学に励む姿勢も次第に身につきます。

 子どもが黙々と何かに没頭しているようであれば、邪魔をせずに見守るようにしてください。親の目には、つまらないものに映っても、子どもにとっては脇目もふらずに集中できるほど楽しいものだったりします。そんなときは、横から口を挟むべきではありません。

 ここで大切なことは、没頭できる物事を見つけられたという事実です

 これはとても幸運なことです。何かに没頭する感覚が芽生えれば、次にピアノに楽しさを見出すかもしれませんし、漢字の学習に興味を示すかもしれません。

 物事に根気を持って取り組めるのは、根底に楽しいという感情があるからです。

親との思い出が子どもの一生を決める 才能の育て方 加藤俊則著 より抜粋

 

加藤先生は、世界初の脳内科医・小児専門医で、脳番地の研究で著名な先生です。なんと、脳のMRI画像の解析で、脳の発達状況がわかり、当人の得手不得手などを解析、また脳トレの指導もできるという画期的な手法を開発。先日、加藤先生の講演会を聞く機会に恵まれたのですが、

面白いですね~。MRI画像を見ると、使っている脳の部分には、ちょうど、木の枝の様に、太い幹ができているんですが、使っていない部分はただ白いだけ..。いわゆる『頭まっ白』状態です。

本当にまっ白で、昔の人はMRI見てないのによくわかったな(笑)。などと思って見ていました。

では、どうすればいいのでしょうか。それは、先生のばあちゃん曰く、「頭は使えば使うほどよくなる」という事でした。                   

七田式 市原グループ

池袋教室・大塚教室・田端教室・鎌倉教室・大船教室

代表 市原 美歌



Dear mom Vol.40『 見る力 』

Dear mom Vol.40

「見る力」

 スマホ、PC、ゲーム、ipad、You Tubu,更には、TVの大型化などなど、子どもたちの環境は、座してする遊びばかりが増えています。そんな中で育つ子どもに、どういうことを気をつけてあげればいいのでしょうか?

 先日、ビジョントレーニングについての講義を聞く機会がありました。先生は、現代の子どもの将来について、順調な発達を育める環境だろうか、という点は心配だと話していました。

 例えば、公園の遊具の減少や外遊びの減少で、全体的に子どもの経験する機会が減ってきてしまっている。本来なら、自分で経験して自分で身につけていく必要があることを経験できずに過ぎてしまう…。と、三半規管がうまく働かなかったり、自分の身体の地図がうまく出来上がらなかったり…と、結果、スキップのできない子になってしまったりする訳です。

 私たちは通常「見る力」=視力と思っていますが、実は見る力とは、「視覚」の能力なのです。内藤先生は、私たちは「脳で見、眼で考えて」いる、と言っている様に、視覚機能と脳力は密接な相関関係にあるんです。

 実際、学習障害と判断された子どもが、実際には視覚機能の問題で、トレーニングによって改善されたケースも少なからずあるそうです。

 視覚(ビジョン)に問題がある場合、パズルなど図形的なものの把握力が弱い、読解力が乏しい、習ったばかりの文字や言葉を忘れる、口頭の指示を理解できないなどの問題がみられたりということもあります。

 心配な方は、視覚機能の検査のご紹介もできます。が、子どもの場合は5才半以降でないと検査が難しいそうです。

 えー!じゃあ、それまで何をしたらいいの?という声が聞こえてきましたね。

一言でいえば、た~くさん「あ・そ・ぶ」こと!です。

ジャングルジム、ブランコ、すべりだい、など公園の遊具で遊ぶ。木登り、縄跳び、ケンケンパー、お手玉、おはじき、ビー玉遊び、ボールなげなど。

とくに、3才になるまでの間に、粗大運動をしっかりやりましょう。

木登りは手を掴む感覚を鍛え、縄跳びは跳ぶタイミング、お手玉は両手の使いこなしなど、沢山の感覚を刺激し、遊びから身体が学んでくれます。

 また、トレーニングとしては、眼の運動の他、カニ歩き、クマ歩き、匍匐前進、パズル、記憶などありますが、詳しくは内藤貴雄(オプトメトリスト)先生の本を参考にしてください。内藤先生は以前、TV世界一受けたい授業にも出演、スポーツ選手の指導など定評があります。

 ものを正確に見る力は本来発育の中でじょじょに身につけていくべき「技術」です。ちょうど自転車に乗れるようになるために、転ばずにペダルを動かす知識を修得していくことに似ています。生まれつき持っている能力ではないのです。視力がよいからといって、その子どもが優れた「見る力」をすでに備えていると考えてしまうのは、大人の勝手な妄想に過ぎません。

 子どもの知能の発育の中で、ビジョンの発達は非常に重要です。ビジョンに歪みが生じていれば、子どもの知能の発達にまで大きな影響をおよぼすことさえあるのです。    頭が良くなる目の体操 内藤貴雄著より抜粋

楽しく学んで、賢く育つ・・楽しみながら脳を育てていきましょう。 

七田式池袋・大塚・田端・鎌倉代表 市原 美歌



Dear mom vol.39『イイカゲン』は「よい加減」

Dear mom Vol.39

 「イイカゲン」は「よい加減」

 七田先生いわく「子どもは片目をつぶって育てなさい」と。あまりしっかりウオッチし過ぎない位がちょうどいいんです。過ぎたるは猶及ばざるが如し、という言葉もありますね。

子育てに一生懸命になりすぎると、細かい事が、気になりつい口うるさくなりがちです。足りない位がちょどいい、「イイカゲン」をおすすめします!

 先月の教室レターで「よいドーパミンサイクルを作る」を書きました。なんでドーパミンなんでしょうか?もちろん、やる気や意欲に欠かせないのがドーパミンですが、それだけでなく実はドーパミンは快感神経とも呼ばれるA10神経にとっても大事なものなんです!

 では、A10神経とはなんでしょうか?

「脳の健康や鍛錬を考えるとき、A10神経の活動はとりわけ注目されてよい。なぜなら人間の創造力は、このA10神経の過剰活動とともに生まれてくるからだ。(中略)どのような頭脳鍛練法よりも、このA10神経を活性化することの効果は大きいと思う。」 (脳がここまでわかってきた―分子生理学による「心の解剖」大木幸介・光文社より)

「A10神経は、脳幹の中脳に端を発します。ここから原始的な「意欲」をつくる視床下部に入り、次に大脳のなかでも古い起源をもつ「情」を生み出す動物の脳である大脳辺縁系に神経を伸ばします。そこからA10神経は「知」の脳である大脳新皮質の内窩皮質という、人間にとって最高の快楽を感じさせる部位に入っていきます。さらにA10神経は記憶、学習に関わる海馬に側枝を伸ばし、生きる意欲に関係しているといわれる大脳辺縁系の側坐核にも神経を伸ばします。そして最後にA10神経は、人間の創造力を担当する前頭連合野に分布するのです。」「そしてA10神経は、(中略)広く分布しているので、快感の度合いにも階層を生じ、食欲、性欲を満足する動物的快感段階から、人間創造性を発揮できる至高の悟りともいえる快感段階までを生じることができるのであろうとされています。このA10神経の神経伝達物質がドーパミンなのです。」 (気の人間学 矢山利彦・ビジネス社より)

 先日、生徒さんのお父様から相談をうけました。宿題をやったことに対してご褒美をあげるということに自分は抵抗があるのだが、先生はどう思うか。というご質問でした。

 私たちの脳は、「快感」を求めて動きます。とくに子どもは素直ですから、嫌なことはやりたくない(実際は私たち大人もですが(笑))、やりたくないものをさせるには、どうするかと言うと、もうおわかりですね。宿題=ご褒美=快感というドーパミンサイクルを作ることです。で、そのうち学ぶ楽しさがわかってくると、ご褒美がいらなくなるのです。

 このA10神経を鍛えていくと、快感を感じる能力も高まり、結果的に脳が鍛えられ、賢く健康になっていきます。そのためにお勧めなのが「イイカゲン」。矢山先生の言葉を借りると、「イイカゲン」は「よい加減」を知ること、つまり快適感覚を探ることです。「ドウラク」は道を楽しむこと、つまり、あまり苦行をしなくても楽しみながら道を歩いていると、進歩していけるシステムが脳には本来備わっていること、そして「ゴクドウ」とは「道を極める」こと、脳でいえばA10神経を最高に高めていくとでもいえましょう。(矢山利彦)

楽しく学んで、賢く育つ・・楽しみながら脳を育てていきましょう。 

七田式池袋・大塚・田端・鎌倉代表 市原 美歌



Dear mom vol.38『 本当にかしこい脳の育て方 』

Dear mom Vol.38

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 『本当にかしこい脳の育て方』

今年の夏はみなさま、たくさん遊べましたか?子どもは遊びの中から学ぶことがたくさ~んあります。ご両親も子どもと一緒にたくさん遊んでくださいね。

 さて、表題の本は、あの茂木健一郎(脳科学者)さんの書かれたものです。大人向けの脳科学の本が多い中、これは!と思い手に取ると、

人間の脳は3歳までに80%が完成する(序文)とあるではないですか。七田の教室にお通いのみなさまには、いまさら何を、という事でしょうが、世の中にはまだまだ知られていないことなのでしょう。

 本文には、0~5歳までが脳を活かす土台をつくるとても大切な時期で、その土台つくりにとってもっとも重要なことは「0~5歳までの間に、できるだけドーパミンをだせるようになる!」ことだそうです。

 そうなんです!いつもお話ししていますが、幼少期に一番身につけさせてあげたいものは、「意欲と集中力」この2つです。それには別名やる気ホルモンのドーパミンは欠かせません。

では、そのドーパミンサイクルをつくるのに有効な方法いくつかを本文からご紹介します。

 

No9「できた!」という成功体験をたくさんさせよう! ・・たくさんほめてあげてください。なぜなら、「できた!」という達成感と「よくできたね!」「えらいね!」とたくさんほめられる喜びによって、脳のなかでドーパミンが二重に分泌され、脳の神経経路が強化されていくからです。実際に、世のなかの成功者や天才と呼ばれている人は、仕事でも勉強でもじんせいにおいても成功体験を積み重ねるのがうまい人です。

No10子どもをほめるときは「条件つきほめ」+「無条件ほめ」が有効!・・こどもをほめるという行為には2種類あります。「具体的にほめる」、つまり一定の条件によってほめるものと存在自体を受け止めてほめてあげる=「無条件にほめる」というものです。なんでもないときに「かわいいね、好きだよ」と抱きしめて頭をなでてあげる。など。・・「条件付きほめ」も大事だけど「無条件ほめ」も大事なのです。この両方がないと子どもの脳は成長を遂げません。

No26超おすすめ!図鑑は0歳からの必須アイテム・・子どもの興味の対象こそがドーパミンを出す脳回路を育てていき、ひいては子どもの可能性をみつける「宝探し」につながっていくからです。・・日本の幼児教育において世界的に有利な点があるとすれば、「図鑑大国」だということが挙げられます。・・こどもの「思考力」を鍛えるトレーニングに、決められた時間やタイミングなどはありません。いつでも手に取れるようにしてあげましょう。

(*Noは本文記載の番号)    本当にかしこい脳の育て方より抜粋

 

愛情かけて手をかけて言葉をかけてほめてそだてる(しちだの4つのて)

七田式池袋・大塚・田端・鎌倉教室代表 市原美歌

 



Dear mom vol.37『 瞑想のすすめ 』

Dear mom Vol.37

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瞑想のすすめ

 ―10分間の瞑想は1時間寝るのと同じくらいのリラックス効果があるー

なんて、ご存知でしたか?瞑想と聞くと、私は座禅を組んでるお坊さんの姿、そう、あのコマージェリー(教室教材)にあるようなイメージが浮かんできますが、皆さんはいかがですか。

 七田先生に、瞑想をしましょう。と、言われた新人講師の頃、なぜ、瞑想がいいのかよくわかりませんでした。今は、とてもよく、わかります!そう、一言でいうなら、

 瞑想をすると ⇒⇒⇒ 頭が良くなる

という事なんです。要するに、瞑想はブレインパワーをアップするんです。また、そのほか、心が落ち着いたり、周囲に振り回されにくくなったり、疲れにくくなったり、など、いろいろな良いことがあります。

 実は、私、3年前から、本格的(?)に瞑想を習い始めました。そして、実際のところ仕事や私生活、なにより、自分自身の心と身体が楽になったなあと、実感しています。以下、その先生の本より、ご紹介いたします。

 いのちをお腹に宿し、いのちを身近に感じるお母さんたちは、ぜひ、目を閉じて深呼吸をして、自分自身の心を見つめなおしてみてください。僕がお伝えする「瞑想」とは、そうして心の深いところにあるたましいの声に耳を傾けていくことを言います。瞑想を行うとそれまで気がつかなかった新しいあなたを見つけられ、そうすると子育ての中で行き詰ってしまっても、周囲や情報に振り回されることなく、おだやかな気持ちで過ごす時間を持てるようになるのです。 (中略)

 瞑想とはまさに、そうした自分の内にある、自分でも気づけずにいた、あるいはわからなくなってしまった自分の声を聴き、嫌いな自分やいやな感情を手放して幸せに近づいていくこと。これは、自分自身をとりもどし、「自分の感覚を育てていく」作業なのです。

 いのちのやくそく 上田サトシ (池川 明)共著より

では、どんな瞑想を行ったらいいのでしょうか。上田先生の瞑想は「グランディング」という、地に足をつけ、地球とつながる瞑想です。詳しくは本文を読んでいただきたいのですが、簡単にご紹介します。およそ、5分くらいの瞑想を、毎日繰り返すのがお勧めです。

①椅子に座ります。背筋をまっすぐに、足の裏は地面にべったりとつけます。
②手は太ももの上に手のひらを上にして、右手と左手は放します。
③ゆっくり呼吸します。
④目を瞑り、尾てい骨から地球の中心に向かって金色のしっぽが伸びていくイメージをする。
⑤自分の意識を頭の中心に集中します。「いま、ここに生きている感覚」を感じます。
⑥大きな風船(オーラ)の中に入って座っているようなイメージをします。
⑦オーラの風船の中の抱えている気を見つけて、手放して地球の中に落とします。
⑧最後に地球から金色のやさしい光が上から降り注いできて、オーラの風船が金色になって自分が癒されて守られていくイメージをします。

瞑想で心と体のバランスをしっかりとって、夏を元気に過ごしましょうね。

七田式 池袋・大塚・田端・鎌倉教室代表 市原美歌



Dear mom Vol.36『 赤ちゃんは泣かせて育てましょう 』

Dear mom Vol.36

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赤ちゃんは泣かせて育てましょう

 小さいころにあまり泣かせてもらえなかった子どもは、腹式呼吸ができないために肺がちゃんと発達せず、浅い呼吸しかできなくなります。一番の問題は、肋骨が広がって前にせり出したり、上に持ち上がったりすることです。そうなると、ますます正しい呼吸が難しくなり、ぜんそくなどの病気につながっていきます。(こどもが育つからだのしつけ 玉木志保美 より抜粋)

 えっ!泣かせないことで病気になる?だって泣いていたらかわいそうだから、なるべく泣かせないで育ててあげたいのに・・。と、大半のお母様方はそう思いますよね。でも、違うんです。『赤ちゃんは泣くのが仕事』私もはじめて、これを聞いたとき、育てる人の言い訳じゃないの、と思っていました。ところが、本当はそうじゃないんです。泣くということは肺にしっかりと空気を入れて、丈夫な肺を作るために、欠かせないこと!なんですね。

以下、本文(太字部分)より 

赤ちゃんは、お母さんのお腹のなかでは肺呼吸をしていません。生まれたときに「おぎゃあ」と泣いて、生まれて初めての肺呼吸をするのです。

 空気をしっかり吸うためには、まずしっかり吐き出すことが必要です。「おぎゃあ」は、空気を吐ききった時に出る声です。

 赤ちゃんが泣くというのは、しっかりと空気を吐き出して、肺にたっぷり空気を吸い込むために必要不可欠な行為。強い肺を作り、深い呼吸ができる子に育てるためには、たっぷり泣かせてあげることが大切です。

 昔は、子どもひとりひとりに十分手をかけてあげられなかったなどといわれますが、少なくとも、丈夫なからだを形成するうえでは、「赤ちゃんを無理に泣きやませない」のは、とても理にかなっていました。

 また、もう一つ大事なことがあります。本書の名前が「からだのしつけ」とあるように、正しい姿勢を作ること。先日の、神山先生の講演会でも「姿勢の悪い子は国立小学校合格(私立も)は難しい」との話がありました。本の中にもこう書いてあります。

 けれども、何時間も勉強をしたり、読書に集中できる子は、からだのゆがみがなく、一様に姿勢のいい子ばかりです。

 逆に姿勢の悪い子は、あちこち気が散ってひとつのことに集中できません。

有名塾の先生に聞いても、学校の先生と話しても、姿勢のよさと成績のよさはほぼ比例するといいます。(中略)具体的には、姿勢をよくすると、次のような変化があります。

・集中力がつく  ・持続力がつく  ・行動が俊敏になる 

・自信が持てるようになり精神が安定する  ・内臓の働きがよくなり、健康的になる 

・精神やからだのバランス感覚が鋭くなる

正しい姿勢を身につけさせてあげるには、おおよそ13歳まで、とりわけ3歳までが重要だそうです。質の良い頭は質の良い体に宿ります。正しい知識を知ってお子様に「からだのしつけ」実践しましょうね。     

七田式 池袋・大塚・田端・鎌倉 代表 市原 美歌



Dear mom Vol.35『植物に学ぶ』

Dear mom Vol.35

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 植物に学ぶ

 新緑が目にまぶしい季節となりましたね。5月の陽気に誘われて、木々を見あげていると“目には青葉 山ほととぎす 初鰹”という俳句が自然と浮かんできます。アウトドアで新緑のパワーをた~くさん浴び、楽しげな音楽を聴き、美味しいものをいただきましょうね。

 わが家の小さな庭にも、花が咲き始め、と共に、そこかしこから雑草がグングン・・・。日頃、放置気味の庭の手入れをしながら、ああ、だれが教えなくても、植物は、春が来たことがわかるんだなぁ。芽を出す時期、花を咲かせる時期がわかるんだなぁ。と、改めて気づかされます。

 冬の間は種のまま、じっーとしていて、、時期がくれば、芽を出し、根を張り、花が咲き、実をつける・・。ごく当たり前の自然現象ですが、なんだか、すごくないですか?だって、たった一粒の種が、花を咲かせたり、大木にもなるんです!!

 これって、子どもが育つのとおなじこと!って思いませんか?

 たった一粒の種(精子)が、根を張り(着床)、芽をだし(出産)、グングン伸びて立派に成長していく過程はまさに子どもの育っていく過程そのものです。

 植物がすくすく育つよう、水をあげたり、雑草を取ったり、肥料をあげたり、、私たちは手をかける訳です。子育ても同じですよね。子どもがすくすく育つように、よい食事、睡眠、躾、勉強などの環境を整える。きれいな花、立派な木になるように。

 ただ、ここで、大切なことを忘れてはいけません。

 どんなに手をかけようと、どんなによい肥料を与えようと、時期というものがあるという事を。芽を出す時期、葉を茂らせる時期、花を咲かせ、実をつける時期が、それぞれの植物にあるように、子どもたち一人一人にも、成果を出す時期があるという事を。適切な時期に、手をかけ、そして、待ってあげましょう。子育ては待つ、そう『待つ事』です。

 情報社会、今後ますますスピード重視の世の中で、親として、焦る気持ちはわかりますが、たまには、親としての視点を離れて、庭師になったつもりでお子様をながめてみてはどうでしょう。お子様の将来がちょっと楽しく見えてくると思いますよ。 

 

 空海さんもこんな風に言っています。

それ禿なる樹、定んで禿なるにあらず。春に遇うときは、すなわち栄え華さく。増なれる氷、何ぞ必ずしも氷ならん。夏に入るときはすなわち泮け注ぐ。穀牙、湿いを待ち、卉菓、時に結ぶ。   秘蔵宝鑰 第二愚童持斎心より

 以下、矢山先生(矢山クリニック院長)の超訳Ⅰ

 冬枯れの樹木もいつまでも枯れていない。春になれば緑の葉が芽生えて華が咲く。厚く重なった氷も、夏になれば解けて流れ出す。穀物も湿り気があれば発芽し、果物も時が来れば実を結ぶ。このように生物、無生物、全ての存在に決まった性質はない。良い機縁にめぐり合いの時の力が加われば、思いがけない程すばらしく発展するものです。 (空海の人間学より)

~空海の能力開発法、参考になります。また、次号お楽しみに~。 

七田式 池袋・大塚・田端・鎌倉教室 代表 市原 美歌



Dear mom Vol.34『スマホになりたい』

Dear mom Vol.34

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スマホになりたい

 シンガポールのサイトに投稿された、小学校の先生をしている女性の体験談のご紹介です。

遅い夕食を終え、児童たちから集めた作文をチェックし始めた女性。夫は近くに座って、スマートフォンでお気に入りのゲームアプリを楽しんでいました。

すると、最後の1人が提出した作文に差し掛かったところで、急に女性が泣き始めたのです。

「どうしたの?」 慌てて声を掛ける夫。

「昨日、子どもたちに宿題をだしたの。“自分の願い”というお題で作文を書いてもらったの。

それで、今最後の1つを読んでいたんだけど、これを読んだら泣かずにはいられないわ。」 

と、答える女性。

 夫がその内容を聞いたところ、女性は静かに作文を読み始めました。

ぼくの願いはスマートフォンになることです。

なぜなら、ぼくのママとパパはスマートフォンがとても大好きだから。

ママとパパはスマートフォンばかりを気にして、ときどきぼくのことを忘れてしまいます。

ぼくのパパが仕事から疲れて帰ってきたとき、パパは僕ではなく、

スマートフォンと時間を過ごします。

ママとパパが大事な仕事をしていてスマートフォンが鳴り出したら、

1回鳴っただけでもすぐに電話に出ます。

ぼくが泣いているときでさえ・・・そんな風にはしてくれないのに。

ママとパパはぼくとではなく、スマートフォンでゲームをして遊びます。

スマートフォンで誰かと話しているとき、ぼくが何か伝えたいことがあっても、

ぼくの話を聞いてくれません。

だから、ぼくの願いはスマートフォンになることです。

 ハッとした夫は感情的になり、急いでこう聞き返しました。

「一体誰がこれをかいたんだい?」

「私たちの息子よ」 女性の答えは、夫が一番聞きたくないものでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 大人でも夢中になってしまうスマホ、ましてや子どもなら尚更のこと。ですがその反面、スマホの弊害があることもわかってきています。大人も子どももスマホとの付き合い方を考える必要がありそうです。

 “スマホを持っていても1時間未満の使用時間の子は成績が良い”“2時間学習してもスマホのやりすぎの子は全く学習しない子より成績が悪い”等の、実証データもあります。

 脳の発達の上では、授乳中のスマホ使用も避けたほうが良さそうです。詳しく知りたい方は、この本を読んでみてくださいね。   

七田式 池袋教室・大塚教室・田端教室・鎌倉教室 代表 市原美歌



Dear mom Vol.33 『  文章を感じる  』

Dear mom Vol.33

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文章を感じる

 知能テストと発達診断の時期となりました。連日のように面談をしています。そこで思うのは、やはり、子どもの能力はすばらしい!子どもはみな天才!という事です。

 先日も嬉しいお話をいただきました。年中さんの女の子が、受験塾に行ってみたところ、あまりにもよく出来るので『素晴らしい!すごいですね。今まで、何をやってこられたのですか?』と聞かれたそうです。

 そこで『うちは七田のお教室だけです。』というと、『七田がいいとは思っていましたが、ここまですばらしいとは・・、びっくりしました。』と、驚かれたそうです。

 お母様は『うちは七田のクラスでは、決してそんなに出来のいいほうではないのに、そのように言われて、反対にびっくりしました。やってて良かったです!』

 入ったばかりなのに、塾に一年以上前より通っている子たちを抜いて、ダントツの出来だそうです。当教室のクラスでも、実際よく出来るお子様なので、出来のいいほうではない、とはママの謙遜ですが、課題やプリントなど、ほどほどといった程度にこなしているので、ご自分的にはそんなに熱心ではないと思われるのでしょう。

 実は、教室の生徒さんは他の習い事の教室でほめられたり、おどろかれたり、というお話は、珍しくありません。絵画コンクールで賞をとったり、作文に選ばれたり、バイオリンコンクールで優勝したり、卒業生は、塾で一位をとったり、有名中学合格など。

 なぜ、そのようなことができるのでしょうか?

 そして、なぜ他の教室ではそれができないのでしょうか?

 それは・・・秘密です。

 と、いうのは冗談です(笑)、この短い紙面には書ききれないだけです。私が思うに、一番の違いは、早期教育に対しての認識の違いなのでしょう。

例えば幼児の数の認識は、2歳で2、3歳で3が解れば普通。だから、少ない数をしっかりと教える。それに対して、右脳教育は、無限大の能力を引き出すために、大量インプットする。どちらも一理あります。が、実際、右脳教育を受けて育った子をみるとその差は歴然としている。。と感じます。

 また、早期教育といえば、早く物事を教える。と思われていますが、本物の早期教育はそうではありません。教育とは、教えることと、育むことの2つの柱が必要なのです。育むこと、これが今の教育から忘れられがちになっているように思われます。

 そこで、早速、皆様に、やっていただきたいことが、あります。

 『絵本読み』! 文章を感じる能力、情感、イメージ力等々多くの能力が育ちます。

 な~んだ。簡単でしょ。1日10冊、できれば30冊。とにかく、なにはなくても、いつでもどこでも、絵本読みをしてあげましょう。賢い子は文章を感じる能力が高く=本をたくさん読んでいます。どうぞ、今日から、沢山、絵本を楽し~く読んであげましょう。

七田式 池袋教室・大塚教室・田端教室・鎌倉教室 代表 市原美歌



Dear mom Vol.32 『 新年あけましておめでとうございます 』

Dear mom Vol.32

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 新年あけましておめでとうございます  

お正月はゆっくり過ごせましたか? 里帰りをするとなんだかほっとしますね。それは親元に帰るからというだけでなく、故郷に帰るということは、本来の自分を取り戻すという意味もあるそうです。勿論、故郷だけでなく、自分自身を取り戻す方法はたくさんあります。たとえば、お気に入りの本を読む、好きな音楽を聴く、ゆっくりお風呂に入るなど。大掃除、年賀状などもいいですね。年末年始はリセットのチャンス!日常生活で忘れていたことを思い出させてくれます。

 というわけで、私もこの休みにスマホにある写真を見直してみました。するとそこには1冊の本の写真がありました。その名は『言志四録(げんししろく)』。キャー!すっかり忘れていました。そうだった、数年前、しちだ教育研究所で、七田先生の蔵書として飾ってあった本、忘れず頼もうと写真にとっておいたんだった!と思い出しました。

 いそいで取り寄せ、ページを開くとそこには、とてもいい言葉がありましたので、ご紹介いたします。

 

少にして学べば、即ち壮にして為すこと有り。

壮にして学べば、即ち老いて衰えず。

老いて学べば、即ち死して朽ちず。

          『言志晩録』第六○条 佐藤一斎

 

少年の時に学んでおけば、壮年になってから役に立ち、何事かを為すことができる。壮年のときに学んでおけば、老年になっても気力が衰えることはない。老年になっても学んでおけば、ますます見識も高くなり、社会に役立つこととなり、死んでからもその名は残る。

 

 佐藤一斎の『言志四録』といえば、誰もが知っている「三学戒」の名文句である。とくに平成十三年五月、小泉首相が教育関連法案を衆議院で論議している中で述べてから、いっそう有名になった。人間が学問し、精進し、さらに学問を重ねれば、一生のそれぞれの季節で花が開くことを教えてくれる。「学問の力」をこれほど端的に表した言葉はない。(本文より 抜粋)

                        

なぜ、人は学ぶのか?その問いに対して明快な答えがありました。この言葉は何度も聞いたり見たりしているのはずなのに、感動がありました。論語と同じく、名文の持つ力とでもいったらいいでしょうか。学ぶっていいな~って、改めて感じさせていただきました。

 これで子どもに「なんて勉強するの?」と聞かれたとき、この言葉がつかえますね。「少にして学べば・・・。」な~んて答えたら、とってもかっこいいですね(笑)。

                              

七田式 池袋教室・大塚教室・田端教室・鎌倉教室 代表 市原美歌